JRC部
献血
献血の基礎知識
血液の基礎知識を学ぶきっかけについて
調べてみようと思ったきっかけは、6月初に学校で献血を受けて、献血をしたのは初めてで、街でも献血車を見かけたことがあり、献血が必要な理由、どのように患者さんまで血液が届くのかを詳しく知りたいと思いました。
血液の量、献血の量について
人間の血液の量は。体重の約13分の1と言われています。献血の量の12%を献血しても医学的には問題ないため、献血の量は安全で安心です。献血後の血液の「量」は水分を摂取することにより短時間で回復します。人間の血液回復する速さには、個人差がありますが血液成分が完全に回復するまでの期間を考慮して次回の献血可能な日数を定めています。
血液の成分について
人体に必要な要素である酸素やホルモンを運ぶ大切な役割を果たしているのが、体内に流れている温かい血液です。血液と抗凝固剤を試験管に入れしばらく放置すると2つの層に分かれます。上層に浮かんでくる液体が血漿で、下層に沈殿してくるのが血球です。体内で循環している時は血漿約55%、血球約45%です。どちらも人間の生命を維持するために大切な役割を果たしています。
血液のゆくえについて
血液は、栄養や酸素の運搬、免疫など人間の生命を維持するために不可欠です。現在、血液の機能を完全に代替できる手段はないため、医療において輸血は欠かすことができない治療法となります。献血が輸血医療を支えています。献血で採取した血液は、献血会場から各地のブロック血液センターに運搬され、精密な検査や血液成分ごとに分離が行われて血液製剤となり、適切な温度下で保管されます。医療機関からの要請に24時間365日対応できる体制を整えており、患者さんが必要とする時に血液が届けられます。
血液はどんな患者さんに使われているの?
輸血用血液製剤の多くは、不慮の事故等に伴うものではなく、がん(悪性新生物)の患者さんの治療に使用されています。また、使用する方の約85%は50歳以上です。
感想
「献血」は、身近にできるボランティアだと思います。私は、献血に出会ったことで、直接的ではありませんが人の命の助けとなったと充実感を味わえました。自分の行動が少しでも社会に役立ったことを知り嬉しい気持ちにもなりました。学校に献血車がきているのだから同世代に献血の大切さを知ってもらい身近に感じてもらいたいです。私は、今後も献血をして社会貢献します。
献血の行方
献血された血液は血液センターに運ばれて、
- 血液型検査
- 感染予防のための抗原抗体検査
- 生物学検査
日本赤十字社は1999年より血液の安全向上のためにB型・C型肝炎ウイルスHIVについて特に有効な拡散増幅検査(NAT)を世界に先駆けて導入。
NAT施設では24時間365日体制で検体を受け入れ,血清学検査に合格した血液についてNATを実施している。
2014年8月1日から献血者1人分の血液ごとに行う個別NATを全国8か所の施設で実施。
2020年8月5日からE型肝炎ウイルス検査も全国導入。
NAT施設では24時間365日体制で検体を受け入れ,血清学検査に合格した血液についてNATを実施している。
2014年8月1日から献血者1人分の血液ごとに行う個別NATを全国8か所の施設で実施。
2020年8月5日からE型肝炎ウイルス検査も全国導入。
献血の歴史
皆さんは輸血の歴史を知っていますか?今回は世界と日本、ふたつの項目を年表にまとめてみました
1667年 輸血の始まり |
貧血と高熱のある青年に半バイント(約225mL)の子羊の血液を、フランスのドニーが輸血したことが始まり。 だが4人目の患者が副作用で亡くなってしまい、ヨーロッパでの輸血はなくなる。 |
1818年 人間同士の輸血の始まり 1825年 成功 |
イギリスのブランデンがガン患者に人間の血液を輸血するも失敗。その後、1825年に成功する。 |
1900年 血液型の発見(AOB) 1901年 血液型の発見(AB) |
オーストラリアのラントシュタイナーがある人の血清にほかの人の赤血球を混合すると、凝集する場合、しない場合があることを知る。 その後、AOB血液型を発見。翌年にAB型も見つかる。 |
1914年 抗凝固剤の発見と第一次世界大戦 |
血液型が発見されたものの、血液を体外に採り出したときに固まってしまう問題が未解決だった。だが、クエン酸ナトリウムを血液に混入することで解決した。 その結果、大量の血液を保存して供給できる近代の輸血方法が確立。同年、第一次世界大戦で多くの人々を救う。 |
1937年 血液銀行(血液バンク)の設立、血液分離技術の発展 |
アメリカのファンタスがシカゴの病院内に血液銀行(血液バンク)を設立。1回の採決量は500mLで、保存期間は10日間のみだった。 血液を血球と血しょうに分離する技術も開発される。 |
1939年 第二次世界大戦 | 保存血液によって、第一次世界大戦と同じく多くの人々を救う。 |
1940年 新たな血液型の発見 1954年 1959年 |
オーストラリアのラントシュタイナーらがRh血液型を発見。その後、HLA血液型やHPA血液型も発見された。 |
1943年 進む開発 | 血液保存液が開発され、アメリカのコーンが血しょう文画製剤の製法を完成させる。 |
1964年 スクリーニング法の導入 | 輸血感染症を引き起こす病原体がつぎつぎと発見。スクリーニング法が導入されたことで、安全性が向上する。 |
日本の献血の歴史
1919年 輸血法 | 日本にも輸血法が入ってくる。 |
1948年 梅毒感染 | 輸血による梅毒感染が起きてしまう。 |
1952年 輸血銀行 | 日本赤十字東京血液銀行が開業。これが献血の始まりである。 |
1964年 制度 | 献血制度が決定する。 |
1982年 確立 | 献血による輸血体制が確立する。 |
世界献血デー
6月14日は世界献血デーです。世界献血デーは、ABO式血液型を発見しノーベル賞を受賞した、ラントシュタイナーの誕生日という特別な意味があります。
毎年、世界献血デーが開催されています。第1回「世界献血者デー」は、国際献血者デー(1995年)・世界保健デー(2000年)を開催した経験に基づいて、2004(平成16)年6月14日に開催されました。
翌年には、世界保健総会決議で毎年1度のイベントとして承認され、また、この決議は血液の安全にかかわる国際機関や団体に対して、「世界献血者デー」の推進や支援を協働して行うよう要請しているそうです。
いかがでしたか?世界では今も、献血の力を必要としている人々がいます。皆さんが献血に興味を持ってくださるきっかけになれたら幸いです。
毎年、世界献血デーが開催されています。第1回「世界献血者デー」は、国際献血者デー(1995年)・世界保健デー(2000年)を開催した経験に基づいて、2004(平成16)年6月14日に開催されました。
翌年には、世界保健総会決議で毎年1度のイベントとして承認され、また、この決議は血液の安全にかかわる国際機関や団体に対して、「世界献血者デー」の推進や支援を協働して行うよう要請しているそうです。
いかがでしたか?世界では今も、献血の力を必要としている人々がいます。皆さんが献血に興味を持ってくださるきっかけになれたら幸いです。
献血の必要性
医療技術が進歩した今日でも血液は人工的に作ることができず、長期保存もできません。また、献血者の健康を守るため一人の方が一年間に献血できる回数や量には上限があります。そのために、患者さんに安定的に献血製剤をお届けするためには、一年を通じて多くの方に継続してご協力していただく必要があります。
「献血=命をつなぐボランティア」
病気やケガと闘う人たちを救えるのは、献血ができる健康な人々
豆知識
- 人間の血液の量は、体重の約13分の1
- О型の血液は、ほかの血液型に輸血しても反応が起こらない。
- 血液型によって大きなけがを負った際の死亡率が違うО型が一番高い
病気のリスク
- 胃がんにかかりやすいのはA型
- 膵臓がんにかかりやすいのはB型
- 脳卒中にかかりやすいのはAB型
- 上記三つに一番かかりにくいのはО型
-
もともとО型はC型だった
(C型はAとBいずれの抗原物質を持たないという0(ゼロ)型だったが0(ゼロ)が英字のО(オー)と間違えられてО型の方が普及してしまった) - 日本人のA型:О型:B型:AB型の順番で4:3:2:1
- Rh式血液型⇒陽性(+)99.5% 陰性(-)0.5% 植物にも血液型が存在する
- 約一分で血液は全身をめぐる
- 献血された血液は用途によって血液や血小板、赤血球、血しょうに分けられる
- 中でも血小板は献血してから数日程度しか保存できない
- 犬にも供血犬(ドナー犬)がある 血液は全国で一日に13000人分必要
校内献血体験レポート (16歳 200ml献血)
献血までの流れ
-
献血受付
副作用や血液の利用目的などに同意が求められます。 -
質問への回答
安全に献血をするために健康状態や病歴などをタブレットで回答します。 -
問診・血圧、体温測定
医師による問診と質問回答したものへの確認などが行われます。 -
ヘモグロビン濃度測定・血液型事前検査
ヘモグロビン濃度が12を超え採血基準にみたしているかどうか。 簡易キットで血液型も知ることができます
いざ献血へ!
一部ご覧になられる方によっては不快な思いをするかもしれない表現があります。ご了承の上ご覧ください。
献血体験感想レポート
採血車の中にあるリクライニングシートに横になり、リラックスした状態ではじまりました。
本人確認や消毒が終わり針を刺され血が抜かれていくのを見るのが楽しかったです。自分の血をまじまじと見ながら、意外と赤黒いな~。と思いながら楽しんでいました。そんなのんきな事を考えていたら看護師さんから「手が冷たいね」と言われカイロを握っていてと言われました。
指先や手が冷たいと血流の流れが悪く血の出が遅いそうで、腕に毛布を掛けてもらい温めながら採血をしていきました。この時すでに腕に違和感がありカイロを握ってと言われた方の手に力がほとんど入らず圧迫されているのかなと安易に考え何も言わずにいました。
今考えるとこの時に看護師さんに不調を言うべきだったと後悔しています。
私の血液は相変わらず出が悪いようで血液を固まらないようにする撹拌機のようなものに入れずに血が出やすいようにパックを看護師さんが下の方で持っていてくれていたのが少し面白くて笑いそうになるのをこらえました。
15分ほどしてからやっとゴールが見えてきたよーと言われあと何mlですかと聞いて40mlと返されたのであともう少しだなと思っていました。
もう終わって針が抜かれるときになって耳鳴りがしはじめ、視界が白黒でだんだん狭くなってきたのを感じました。頭痛にも襲われ、頭を押さえていると看護師さんに大丈夫と聞かれる頃には意識が遠のいていくのが分かりました。次に意識が戻った時には大人たちが沢山いることに気づきびっくりしました。何が起こったのか分からず思考停止しながら自分の組を答えたことを覚えています。どうやら血管迷走神経反射というものになったらしく軽い脳失神を起こしたようでした。腹痛が意識を保たせるほど強く激痛だったのを思い出します。
ご迷惑をおかけしているにもかかわらず第一に私の体調を気遣っていただき、献血センターの方には感謝の言葉しか出てこないです。未成年で貧血や失神などを起こしてしまうと帰りの時にも細心の注意を払わないといけないようで帰りの途中で倒れたりしたらいろいろと問題なので帰りには親に迎えに来てもらい人に大変なご迷惑をおかけしてしまった一日だったなと思います。
私は献血の前日寝不足だったわけでもありませんし、栄養も十二分にとり鉄分不足で貧血を起こさないようにドリンクなども飲んでいました。けれど、こういうことが起こってしまったのはどんなに健康でも副作用が起こることがあるということを己の体で知ることができました。私は次に献血ができるときには自分からまた赴いて少しでも血液を必要としている人が救われればいいなと思います。次は献血ルームに行ってもし今回のようなことがあっても極力人に迷惑をかけないようにしたいです。皆さんが献血を行う際には何かおかしい少しでも違和感があればすぐに看護師さんや周り医師の方に言ってください。
これは少しでも献血を理解していただくために作成したものです。すべての人に副作用が出てしまう可能性があることを理解していただいたうえで血液が必要なかたのためにぜひ献血にご協力お願いします。
本人確認や消毒が終わり針を刺され血が抜かれていくのを見るのが楽しかったです。自分の血をまじまじと見ながら、意外と赤黒いな~。と思いながら楽しんでいました。そんなのんきな事を考えていたら看護師さんから「手が冷たいね」と言われカイロを握っていてと言われました。
指先や手が冷たいと血流の流れが悪く血の出が遅いそうで、腕に毛布を掛けてもらい温めながら採血をしていきました。この時すでに腕に違和感がありカイロを握ってと言われた方の手に力がほとんど入らず圧迫されているのかなと安易に考え何も言わずにいました。
今考えるとこの時に看護師さんに不調を言うべきだったと後悔しています。
私の血液は相変わらず出が悪いようで血液を固まらないようにする撹拌機のようなものに入れずに血が出やすいようにパックを看護師さんが下の方で持っていてくれていたのが少し面白くて笑いそうになるのをこらえました。
15分ほどしてからやっとゴールが見えてきたよーと言われあと何mlですかと聞いて40mlと返されたのであともう少しだなと思っていました。
もう終わって針が抜かれるときになって耳鳴りがしはじめ、視界が白黒でだんだん狭くなってきたのを感じました。頭痛にも襲われ、頭を押さえていると看護師さんに大丈夫と聞かれる頃には意識が遠のいていくのが分かりました。次に意識が戻った時には大人たちが沢山いることに気づきびっくりしました。何が起こったのか分からず思考停止しながら自分の組を答えたことを覚えています。どうやら血管迷走神経反射というものになったらしく軽い脳失神を起こしたようでした。腹痛が意識を保たせるほど強く激痛だったのを思い出します。
ご迷惑をおかけしているにもかかわらず第一に私の体調を気遣っていただき、献血センターの方には感謝の言葉しか出てこないです。未成年で貧血や失神などを起こしてしまうと帰りの時にも細心の注意を払わないといけないようで帰りの途中で倒れたりしたらいろいろと問題なので帰りには親に迎えに来てもらい人に大変なご迷惑をおかけしてしまった一日だったなと思います。
私は献血の前日寝不足だったわけでもありませんし、栄養も十二分にとり鉄分不足で貧血を起こさないようにドリンクなども飲んでいました。けれど、こういうことが起こってしまったのはどんなに健康でも副作用が起こることがあるということを己の体で知ることができました。私は次に献血ができるときには自分からまた赴いて少しでも血液を必要としている人が救われればいいなと思います。次は献血ルームに行ってもし今回のようなことがあっても極力人に迷惑をかけないようにしたいです。皆さんが献血を行う際には何かおかしい少しでも違和感があればすぐに看護師さんや周り医師の方に言ってください。
これは少しでも献血を理解していただくために作成したものです。すべての人に副作用が出てしまう可能性があることを理解していただいたうえで血液が必要なかたのためにぜひ献血にご協力お願いします。